Roots of OK;OKが取り上げた名曲たち
(解説:OKタナカ)
  ELVIS PRESLEY

この人がいなければロカビリーは生まれなかったかも。
'35/1/8、ミシシッピー州テュペロに生まれる。
メンフィスで高校卒業後、トラックドライバーとして働きながら音楽活動をする。
54年サン・レーベルよりデビュー。
ローカルでブレイクするや瞬く間に全米に名を轟かして行き、翌55年にはRCAに移籍。
エルヴィスの登場は全米はもとより世界に伝播していった。'77/8/16没。

●「ザッツ・オールライト・ママ/That's All Right Mama」
54年にスコッティ・ムーア、ビル・ブラックと共にサム・フィリップスのもとで録音されたこのデビュー曲が伝説の始まり。54年7月19日、SUN-209としてリリースされた。OKはメドレーの中で地味に取り上げているのだ。

●「ケンタッキーの青い月/Blue Moon of Kentucky」

オリジナルはブルーグラス・レジェンドのビル・モンロー。
That'sAll Rightのカップリング曲としてリリースされる。
「ミステリー・トレイン」「グッド・ロッキン・トゥナイト」などと並ぶサン時代の代表曲である。

●「ベイビー・レッツ・プレイハウス/Baby Let's Play House」
サン・レーベルより55年4月25日リリース。全米カントリーチャートで5位を記録。
ヒッカップ唱法/マンブリング唱法/ギャロップ・ギター/スラップ・ベースといった
ロカビリー・サウンドの総ての要素が凝縮されている名曲。
オリジナルはアーサー・ガンター。OKバージョンは「Full Volume」で聴けます。

●「冷たくしないで/Don't Be Cruel」

RCA移籍後第3弾シングル。
56/8/18から11週連続ナンバー1で年間チャートでも2位を獲得した化け物曲。
作者は「火の玉ロック」「ブレスレス」などでもお馴染みのオーティス・ブラックウェル。

●「監獄ロック/Jailhouse Rock」
同名主演映画の主題歌で、8曲目のナンバーワンソング。
57/10/21から7週間その座をキープした。
作者は「ハウンドドッグ」「ドントまずいぜ」も手掛けるレイバー&ストーラーのコンビ。

●「好きにならずにいられない/Can't Help Falling in Love」

主演映画「ブルーハワイ」からの美しいバラード。全米最高位は2位。
全英では「ロカ・フラ・ベイビー」とのカップリングで62/2/22から4週連続1位に輝いている。
ストレイキャッツも日本のみのシングルとして93年に発表している。 

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